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連載:地球環境とプラスチック

地球環境とプラスチック(13)

2019/6/1

「プラスチックを取り巻く国内外の状況」②

環境省中央環境審議会は、去る3月26日「プラスチック資源循環戦略の在り方について~プラスチック資源循環戦略(案)~」という答申を発表しました。

この答申を受けて政府は、今月(6月)28日・29日に大阪で開催されるG20までに、日本の正式な方針を決めることになっています。
この答申は、5回の「プラスチック資源循環小委員会」を経て発表されたものですが、この「小委員会」に毎回提出されていた資料に「プラスチックを取り巻く国内外の状況」があります。この資料は毎回更新され、第5回の「小委員会」時には100ページを超えた大変興味深い内容になっています。
今回はこの中から、EUの取り組みと「各国におけるレジ袋規制」をご紹介したいと思います。

「日本」の名前が見当たらない!?

ところで、各国の「規制」が紹介されている箇所を一見すると、「なんで、日本の名前が出てこないの?」という疑問を抱きます。そこで、環境省に電話で聞いてみました。

職員「それは、日本以外の海外の状況を紹介した箇所だからで、日本の施策は、資料の1ページに掲載してあります。
私(吉田)「1ページにある内容は今後の戦略(案)だから、現在の日本では、EUや、17ページから21ページで紹介されているような規制は、行われていない、という理解で宜しいのでしょうか?
職員「はい、そうご理解頂いて結構です。

つまり、〝日本のプラスチックに関する「規制」はG20までに決めるので、現状では特にない〟ということです。
G20には、EUは勿論、アジアからも「中国」「韓国」「インド」「インドネシア」などが参加します。
では、これらの国々では、どのような「規制」が行われているのでしょう?
上記の資料集を参考にして、紹介しましょう。

先進を行くヨーロッパ連合(EU)

EUでは、2018年5月に、規制案を発表。使い捨てプラスチック(シングルユースプラスチック)と漁具を対象としています。
そして12月には、これらの規制を、2021年からEU市場全体で実施するとの合意を得ています。
では、その規制案の一覧をご覧ください。

EUでのプラスチック規制案

レジ袋の「規制」=「有料化・製造禁止」

私達の暮らしにしっかり入り込んでいるプラスチックに、「レジ袋」があります。
日本では国による「規制」が行われていないのですが、世界全体ではどんな状況なのでしょう。
これも上記資料から転載します。

世界全体「レジ袋」

G20に参加する「中国」では、「有料化」だけでなく「製造禁止」も。 また、「インド」では「製造禁止」、「インドネシア」は「有料化」という規制が実施されているのです。
海外に流出したプラごみ量では、世界1位が中国、2位がインドネシア。その背景には、リサイクルが進んでいないという状況があると言われています。こうしたアジア諸国にとっては、使い捨てプラスチックは日常生活を脅かす脅威になっているのです。
6月末のG20では、そうした国々と日本が一堂に会します。
果たして日本は主導役を果たせるのか?
日本は、プラスチック規制をいつまでに、どこまで進めようとするのか?
関心を持って見ていきたいと思います。

(文責 副理事長・吉田雅人)

 
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