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活動報告

事務局ニュース

2020年を展望して

明けまして おめでとうございます。

新年にあたり、内舘理事長と吉田副理事長に、今年の展望について対談をして頂きましたので、その内容を掲載致します。

 
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吉田 明けましておめでとうございます。今年を考える際に、やはり昨年の「プラスチック」に関わる動向を整理しておく必要がありますね。これまでにないほど、「プラスチック」に注目が集まった年だったと思います。

内舘 同感だ。テレビや新聞等で「プラスチックごみ」が取り上げられることが多かった。例えば、我が家で見ているテレビ番組では、昨年1月15日と11月26日に「あなたの“ゴミ”その行方」と称したシリーズ番組を放映していた。今年の1月にもシリーズの3回目があるらしい。

吉田 どんな内容だったんですか?

プラごみの輸入禁止は、世界の潮流

内舘 先ず、中国で廃プラの輸入が禁止されたことの影響についてだった。これまで中国は、日本や欧米にとって、悪く言えば「ごみ捨て場」だったし、中国でも廃プラをリサイクルした方が安くあがっていたんだが、中国国内の環境汚染が問題になり、輸入禁止になったんだ。

吉田 それで、日本は、廃プラの輸出先を東南アジア諸国に向けたんですが、東南アジアでも輸入禁止の動きが強まっているんですよね。

内舘 それだけじゃあない。有害廃棄物の国境を越えた移動を規制するバーゼル条約が、昨年5月に改訂され、「汚れたプラごみ」も規制対象に加えられた。

吉田 ということは、日本にとっても、廃プラをどうするかという問題は、小手先ではない、本腰を入れた対策が必要になっているということですね。
昨年5月に環境省が異例の「お願い」を自治体に出しました。産業廃棄物として出された廃プラを、自治体の焼却場で焼却して欲しい、一般家庭から出た廃プラと一緒に焼却して欲しい、というものでした。「産業廃棄物」は、その事業者の責任で処理するということからしても、これは、一時しのぎの「パフォーマンス」だと思います。それに、自治体の焼却場だって、そんなに簡単に受け入れることができないことも、分かっている筈です。やはり今年は、本腰を入れた対策が急がれますね。

海洋生物の被害とマイクロプラスチックの脅威

内舘 死亡したクジラを解体したら大量のプラスチックを食べていた、というニュースが世界各地から伝えられたことも、辛い出来事だった。プラスチックを大量に取りこんだ結果、食物を摂れなくなったことが死亡原因ではないかと言われているが、「人間」が自然界の生き物にとって脅威となっている。

吉田 マイクロプラスチックも、随分話題になってきました。民放で8月末に放送された「24時間テレビ」でも放送されたんで、私の知り合いの小学生達にも「マイクロプラスチック」を知っている子が何人かいますよ。

内舘 マイクロプラスチックはプランクトンでも食べることができる大きさだ。プランクトンから魚へ、魚から人間へという連鎖が心配されているが、プラスチックに使われている有害な添加剤や、プラスチックに付着した化学物質が、魚の体内に蓄積されていることも分かってきた。生態系への影響が心配だ。

「レジ袋有料化」問題とバイオプラスチックへの期待

吉田 今年は、この「レジ袋」を巡っても「プラスチック対策」がより根本的に進むようにしたいですね。
私の知人に「レジ袋有料化」のことを話すと、「もう、うちの近くのスーパーでは有料だよ」という人が多い感じです。今年実施が予定されている「有料化」は、法律(容器包装リサイクル法)で、「プラスチック製買物袋」については「有料化」にする訳ですから、すべての小売り事業で実施されるという訳ですよね。

内舘 しかしね、「有料化」は、結局「お金を出せば使っても良い」ということだから、やはり、ここでも本腰が入っていないように思える。
それどころか、国際的に見ると、残念だが遅れていると言わざるを得ない。

吉田 テレビでも、豆腐店主が「代わりに紙袋というわけにはいかない!」と言っていることが放送されていました。分かりますが、プラごみ問題は、対応が急がれますから、何とか我々も努力しないといけないですよね。

内舘 代替品も重要な課題だ。
プラスチックの利便性は否定できない。
だから、石油ではなく、植物を原料とするバイオプラスチックの役割が大きい。特に海でも分解する生分解性プラスチックの開発は待ち望まれている。今年は、こうした分野でも大きく前進して欲しいし、私たちの会も、情報発信に出来る限りの努力を傾けていきたいね。

(以上)

 
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